2020年3月15日日曜日

第45回.スーファミ ウルトラマン その1

ウルトラマンを題材とした作品です。
ウルトラマンと言うタイトルでは、ファミコンや後にプレイステーションで登場した作品もありますが、本作はスーファミで登場した作品です。ステージごとに怪獣と1対1で戦うという内容になっています。ゲームの雰囲気としては、対戦格闘ゲームのような作品と言うと分かりやすいでしょうか。

怪獣を倒すためには、単に怪獣の体力を0にすればいいだけではなく、スペシウム光線で止めを刺す必要があります。スペシウム光線を使うためには、ゲージを溜める必要があります。このゲージは時間経過で溜まります。スペシウム光線以外にも、いくつか光線があるのですが、それらの光線を使う時にもゲージが必要となります。スペシウム光線はゲージを最大まで溜める必要があり、しかも、敵の体力が0の時で無ければ、止めとして使う事が出来ません。そのため、体力を0にした状態で、ゲージを最大にするというのが求められる事になります。

基本としては、パンチやキックでダメージを与えていきながら、ゲージを溜めていく事になりますが、敵によってはパンチやキックだけではダメージを与えにくく、ゲージを消費する光線が必要になる事もあります。だからと言って、光線を使ってばかりでは、ゲージが溜まらず、止めを刺せないという状況になってしまいます。また、時間経過によって体力は回復していくので、どの段階で体力を削るための光線を使うのかと言うのも考えてプレイする事も重要となります。ちなみに光線以外にも敵の攻撃を跳ね返すウルトラバリアーと言うのもあり、そちらもゲージを消費して使用します。

原作の雰囲気を楽しめる作品としても知られています。タイトル画面の空想特撮シリーズの文字などもそうですが、ゲームシステムにも現れています。各ステージの制限時間はウルトラマンの活動時間である3分になっているのはもちろんと言う感じですが、時間経過によって、ゲージの溜まり方が変わっていき、残り時間が少なくなると、カラータイマーが鳴ると共にゲージの溜まるスピードが速くなり、止めを刺しやすくなるなど、ピンチに陥ってからの逆転というのも雰囲気があります。

登場する怪獣にもいろいろと拘りを感じる作品で、そう言う部分も含めて楽しめると良いのかなと思いました。

と言う感じでスタートです。

オープニングでの登場する怪獣の影絵と言うのも、原作っぽいです。
ステージ1です。宇宙怪獣ベムラーが登場します。原作でも一番最初に登場する怪獣です。
変身シーンから始まります。
最初のステージなので、キックで攻撃しているだけで何となくダメージを与えて体力を0にする事が出来ます。スペシウム光線を放つためにゲージを溜めるための時間を待たなければいけないのが、少し面倒に感じるぐらいです。ハイジャンプからのキック、投げなど、基本的な操作を練習できるステージでもあります。
止めはスペシウム光線と言うのは、この先の攻略の基本となります。
倒すと空に飛んでいくシーンと言うのもならではと言う気がします。
ステージ2です。地底怪獣テレスドンが登場します。
背景がステージごとに異なっているのも特徴的です。そういう部分でも原作の雰囲気を感じさせます。ベムラーより多少強いのかなと言う気はしますが、基本的には同じ様に戦えます。
ステージ3です。彗星ジャミラが登場します。
炎を吐いての攻撃など、強力な攻撃はありますが、そこまで強さは感じないです。上空からのキックが細い分、ちょっと当てにくい印象がありますが、攻撃が当たると転んだりと、脆いように見えます。
ステージクリア時の画面に変化があります。原作のエピソードを再現しています。とても印象深いシーンで、とても考えさせられます。ちなみに原作では水に苦手と言う設定があり、止めはウルトラ水流で倒しています。本作ではスペシウム光線で倒していますが、アーケード版などでは、ウルトラ水流で倒す演出となっている物もあります。
ステージ4です。四次元怪獣ブルトンが登場します。
隕石を呼び出しての攻撃、アクロバティックな動き、テレポート、光線を跳ね返すバリアと厄介な怪獣です。原作でこんなに強かったかなと言うほど強いです。本作でも1、2を争う強さだと思います。投げが意外と有効なので、隕石を呼び出すタイミングを見極めて近づいて投げます。ビームによってマヒした場合はボタン連打で回復します。ここを無事クリア出来ると、終盤までは比較的楽に進めます。
ステージ5です。どくろ怪獣レッドキングが登場します。シチュエーションを考えると2代目のようです。
攻撃が強く、岩を投げてきたりもします。動きが素早いと思うところもありますが、前のステージのブルトンと比べれば、単調で少し気を付けていれば、そこまで苦労する相手ではありません。
ちなみに2代目レッドキングは水爆を飲み込んだという設定があるため、本来はビームで攻撃しては危険な怪獣で原作でもスペシウム光線では倒されていません。細かい事を言ったらキリがありませんが、本作ではスペシウム光線で倒しても大丈夫だったようです。
その2に続きます。

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